新たな免震の木の家
阪神・淡路大震災から新潟県中越地震さらに東日本大震災と巨大地震が頻発する日本。日本が「地震列島」であることを改めて認識しなければなりません。
いつ起こるか分からない。しかしいつ起こってもおかしくない地震に対し、かねと建設では、「ボールベアリング」方式の免震システムを提案しています。
「免震」とは建物と地盤の間に特別な装置を組み込むことにより、地震動が直接建物に伝わることを免れようとする技術です。
つまり、この「免震装置」は、建物と地盤を切り離し、緩やかに繋いでおくことで、建物に伝わる揺れを小さくしようというのが、基本的な考え方です。
「ボールベアリング方式」の免震機は、ボールベアリングが転がることにより地震動を受け流そうというものです。
ベアリング支承と、揺れを制御する減衰装置(オイルダンパー)から構成され小さな地震から性能を発揮します。
ベアリング支承は、特定の固有周期を持っていないため、どのような地震にも共振しません。
ボールによる点支持ですから、360度すべての方向に素早く対応します。
そして、支承の受け皿は、1.5度の勾配を持っているため、地震収束後には完全に元の位置に戻ります。
「小さな地震から性能を発揮する」「地震後、建物が数秒で元の位置に自動的に復帰する」という2点がこのシステムの大きな特徴です。
「免震システム」免震機のついた住宅
以前施工した「免震システム」住宅は、ベアリング支承が15基、オイルダンパーが8本設置されており、
その数と配置は建物重量と建物形状(プラン)により決まっています。
(ベアリング支承1基あたりの支持重量は9トンで計算します。)
これからの一般住宅にも免震装置をつけて、家ごとシェルターとして地震に強い家づくりを推奨しております。
免震装置は家ごと動くため、体感震度を軽減いたします。
平屋であっても物は倒れます。
免震装置は家ごと動きますので、体感震度を軽減することで「壊れない家」から「揺れない家」として免震住宅が注目されてています。
木造、鉄骨、軽量コンクリートなど、建物の種類は問いません。建物荷重や形状、柱位置などによって装置のサイズや設置位置、設置数を変えていくので、耐震要素を減らした自由な建築設計が可能です。一般の住宅建築との大きな違いは基礎と床梁との間に免震装置が設置されていることだけですので、施工は従来通りの要領で行えます。
風などで、動くことはありません。
台風や春一番などの強風に対してはオイルダンパーの油圧ロック機構が働いて建物を固定します。 当システムは銀行やオフィスなどに10年を越す実績があり、優れた効果と耐久性を発揮しています。
風の揺れに対して建物をロックするダンパー機構
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国交省免震認定取得のKライブとかねと建設の共同体で施工いたします。